室町時代の書物『公事根源』から見る昔の甘酒の世界
公事根源(くじこんげん)とは、1422年(応永29年)の室町時代中期に、一条兼良によって書かれた全1巻の宮中の年間行事をまとめた書物です。この書物には『醴酒』という記述の甘酒に関係のあるキーワードが出てきます。
続きを読む公事根源(くじこんげん)とは、1422年(応永29年)の室町時代中期に、一条兼良によって書かれた全1巻の宮中の年間行事をまとめた書物です。この書物には『醴酒』という記述の甘酒に関係のあるキーワードが出てきます。
続きを読む守貞漫稿(もりさだまんこう)は1838年(天保9年)に喜多川守貞によって起稿され、1853年(嘉永6年)に一度完成し、1867年(慶応3年)に加筆され、約30年間で全35巻書かれました。しかし、刊行されることはなく、19 […]
続きを読む甘酒を調べていくと日本の神々の名前や伝承、甘酒にまつわる地や祭事と非常に関連深いことに気が付きました。甘酒は伊勢神宮での神事に用いられる4種の御神酒である白酒、黒酒、醴酒(甘酒)、清酒に名を連ね、今でも用いられており、酒 […]
続きを読む日本酒を造るのに大切な3つの言葉があります。『一麹、二酛、三醪』と言い、酒の性質を決めるのは麹造りが一番大事で、次に酛造り(酒母造り)、最後に醪造り(本仕込み)を表した言葉です。
続きを読む先日、生酛造り(きもとづくり)の手法を取り入れた乳酸発酵甘酒というものを入手しました。近年、増えつつある乳酸発酵甘酒というジャンルは、文字通り、小さい糖を食べて乳酸を作る乳酸菌による乳酸発酵の工程を甘い甘酒に追加して甘酸 […]
続きを読むお酒を造る時には例外なく『糖を食べてアルコールを作り出す生物』である酵母が関わっています。 酵母は、わがままで澱粉などの大きいサイズの糖(以後、澱粉)は食べず、分解された小さいサイズの糖(二糖や単糖など、以後、小さい糖) […]
続きを読むお酒(醸造酒)を造る時の発酵形式は3つに分類できます。単発酵、単行複発酵、並行複発酵です。お酒は主に、酵母によってアルコールを造る醸造酒と、これを蒸留して造る蒸留酒があり、今回のお話は酵母によるアルコール発酵を経てできる […]
続きを読む甘酒って最近注目を集めており、飲む点滴と言われています。なんとなく肌に良いとか何となく健康に良いといった感じで思っているのではないでしょうか。 今回は、甘酒の健康効果について栄養面と機能性物質面で考えてみたいと思います。 […]
続きを読む最近、巷では甘酒がダイエットに良い、美容や健康にいいなんて言われていますが、実際はどうなのでしょうか? 今回は、このことを考えるべく栄養学的な側面からまずは甘酒とお粥(御飯)の差を見ていこうと思います。
続きを読む酒粕ベースの甘酒は基本、若干のアルコールが含まれています。しかし、アルコールの沸点は78℃ほどであり、熱している間にアルコールは揮発し、1%未満程になります。
続きを読む