黒ぶ〜Logその10:古代の文献から甘酒の軌跡を探してみた話

こんにちは!

甘酒造り歴20年以上の甘酒探求家黒猫クロぶーです。今回は、古代の文献から甘酒の実態に迫ってみた話をしようと思います。

甘酒探求していると、甘酒の起源は、木花咲耶姫という女神さまが造った天甜酒だとか、室町時代に冬に飲まれていたとか、江戸時代には夏に飲まれていたと守貞漫稿という書物に記されているとか、そんな逸話もよく目にし、そして神社では甘酒を用いた祭りが各地で催されている事実からそのルーツを探りたいと思い、ついに古代の文献を漁るようになりました(笑)

 

昔の文献は、基本、手書きは超達筆…読めん、読めんぞ…そして、版画で刷ってある文献も基本、漢文…読めん、読めんぞ…と普通なら心折れるシチュエーションですが、この時は、起源を知りたい欲が圧倒的に強く、いろんな文献やインターネットを駆使して翻訳しました!

高校の時は、古文・漢文なんて興味なかったのに、知りたいことの一端となると意外と読めてしまうもので、読むとある程度法則性がわかり、他の文献も読み易くなったりと相乗効果を実感しました。

 

やっぱりね、勉強って、必要だから、興味があるからやるものだと思うんだ…目的を設定すると全然効率違うなと思いました。

 

そんなこんなで翻訳して生まれたのが、甘酒の教科書の歴史シリーズになります。

最初の話は、本で甘酒の歴史を探した際に出てきた情報で、出所とそう云われている程度の内容でした。それに連なるものは原本かその時代に近しい、古いものや研究論文から翻訳しました。そして、実は奈良から京都にかけてが中心となっていたので、その当時の時代区分と都の移り変わりを調べてまとめて、という事をやったんです。

 

内容はなるべく読み易く書いたつもりですが、読みにくい漢字が多く、もしかしたら読みにくいかもしれませんが、歴史が好きな方でも楽しんで読めるように工夫を凝らしましたので楽しんでいただけたら嬉しく思います。


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