甘酒の基礎1:甘酒の歴史~醴酒・一夜酒・天甜酒と続く甘酒の系譜~

『甘酒は古来から飲まれている日本伝統の発酵飲料』と言うのはよく見るキャッチコピーです。では、この古来からというのは一体いつからなのでしょうか?
結論でいうと文献で確認できる麹を使ったお酒(元祖日本酒)と同じ位…どこまで古いか分からないほど、昔からあります。
今回は、甘酒の歴史を簡単に要点だけ説明していこうと思います。
 

江戸時代ごろの甘酒の歴史

パッと見で分かる甘酒の歴史
一般的によく耳にする昔の甘酒は、江戸時代の夏に飲まれていたと言うものだと思います。ざっくり170年前の江戸時代末期(1840年代)には京阪(京都と大阪)と江戸(東京)では『甘酒売り』という商売が繁盛していたという記録があります。
この『甘酒』という表記は、ざっくり420年前の戦国時代末期(1590年代)の文献に『醴酒(れいしゅ)』『甘酒』を結びつける形で出てきます。
 
おー、凄い昔ですね〜笑
 
そして、これ以前の時代には『甘酒』という表記は見られません
 
 

江戸時代以前の甘酒の歴史

そこで先ほど出てきた『醴酒』から遡ると、一番古い文献はざっくり1300年前の奈良時代初期(700年代)の文献『日本書紀』、ここに『15代天皇の応神天皇に醴酒と国栖奏を捧げた』という逸話があります。
 
では、この醴酒とはどの様なものだったのでしょうか?
醴酒に関する詳しい文献はざっくり1100年前の平安時中期(900年代頃)に集中しており、『米・米麹・酒で仕込む酒』『醴は甘い酒』『醴は一夜で造れる酒(一夜酒)』などの記述が見られ、酒で仕込んでいる事を除けば、現在の甘酒に近いものだった様です。
 
また『醴酒』以外に甘酒のルーツであると言われているお酒が2つあります!
それは『日本書紀』にある木花咲耶姫という女神様が造り出した『天甜酒』、そして『万葉集』にある冬に酒粕をお湯に溶かして飲んだ『糟湯酒』です。糟湯酒は、酒の搾りかすである酒粕をお湯に溶いて飲んだもので、まさしく元祖の酒粕甘酒です。
 
これら『醴酒』、『一夜酒』、『天甜酒』は、市場でも甘酒のルーツとして引き合いに出されていることがあり、見たことがある方もいらっしゃるのではないでしょうか?醴酒や一夜酒は、神社のお祭りでも、たまに目にする事もあります。
 
 

最後に、日本酒の歴史と比べてみると

日本最古の日本酒醸造の記録は、『日本書紀』と同じ頃の文献『播磨国風土記』に初めて麹から造る酒として登場します。つまり、甘酒は日本酒に見劣りしないほどの古い飲み物で、その歴史は1300年以上もあります。
まさしく、『甘酒は古来から飲まれている日本伝統の発酵飲料』というキャッチコピーに偽りなしと言えるのではないでしょうか!
 
 

 



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