甘酒の歴史

今日の甘酒はいつ頃現れたのだろうか。簡単に日本の酒の歴史から、甘酒の歴史を探ってみるべく記載致しました。

 

※本記事は当サイトを立ち上げた初期の頃に記載し、よく読むと間違っている点や足りない情報もあるので今後、順々に加筆・修正を加えていく予定です。また甘酒に関係のあるキーワードを昔の文献から読み取っていこうとも思っています。

日本酒と甘酒の歴史的軌跡

甘酒は米、米麹、水を用いて作られています。米麹というのは、米に麹カビを生やしたもので、その歴史はまさに日本酒の歴史に直結します。

各国どのお酒にも共通する事は、糖を酵母が食べアルコールを精製する工程であり、米などの様にデンプン質の植物を原料とした場合、デンプンという糖がたくさん繋がった鎖のような物を分解し、酵母が利用できる糖に変えなければなりません。

日本では古来、この酵母が利用できる糖を米のデンプンから得る為にとられた方法が、唾液の酵素を利用する手法で奈良時代(700年頃)に書かれた「大隈国風土記(※現在の鹿児島県辺り)」に「口噛ノ酒」として書かれています。また、「播磨国風土記(※播磨国:現在の兵庫県明石市や姫路市辺り)」に「神棚に備えた米飯が雨に濡れてカビが生えたので、これで酒を醸して神に捧げ、宴を催した」と書かれており、米麹を用いた酒造りの始まりを読み取る事ができます。

甘酒の歴史的な記述の出現は、奈良時代(700年頃)に作られた歴史書『日本書紀』には木花咲耶姫(このはなさくやひめ)という酒造の神が、今日の甘酒『天甜酒(あまのたむけざけ)』を造ったとの話があります。

 

※このように甘酒や酒は、祭事に関連しているものも多く、このサイトでは、甘酒に所縁のある祭事や神社等を紹介していこうと思います。

 

甘酒は冬の季語?夏の季語?

奈良時代(700年頃)の『万葉集』に収められた貧窮問答歌『糟湯酒』として、酒粕甘酒が冬の季語で登場しています。室町時代(1400年頃)の公事根源には『醴酒』として6月∼7月末まで作られていたとあります。江戸時代(1840年頃)には守貞漫稿(今でいう百科事典)には『甘酒』として、真夏の滋養強壮剤として市民に親しまれていたとあり、現在、この江戸時代の名残で季語辞典に、甘酒は夏の季語として扱われています。

このように、大変古くからある飲み物で、近年飲む点滴といわれるように、健康面でもとても注目されていますし、肌のアンチエイジングが期待できるなど、美容でも非常に注目を集めています。

 

更新情報

・170819:記事を加筆修正しました。

・170924:記事を加筆修正しました。


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