黒ぶ~Logその30:縄文時代の主食である団栗にまつわる試みと出会いと発見の話

甘酒造りを始めて20年以上の甘酒探求家黒猫クロぶーです。今回は、去年からやってみたかったある取り組みに繋がる素敵な方との出会いに関する話です。

実は、僕は『米と米麹』という配合の米を、何か別のものに変えて甘酒をよく作ります。例えば、雑穀なりに置き換えるという事なんですが、秋の味覚の『栗』…ではなく、同じく秋の味覚なんだけど、栗は栗でも『団栗(ドングリ)』で甘酒を造ってやろうという試みです(笑)

 

去年から試してみたいと思っていた所、『どんぐり源さん』という方にお会いしました!

どんぐり源さんのブログはこちらから

しかも、11月10日にお会いした方と偶々どんぐりトークに花を咲かせたことがきっかけでした。

どんぐり源さんは、ドングリの食用化を推奨し、その普及活動に心血を注いでいる方で、その歳は88歳(米寿)…おぉ…

そして、ドングリに対する意欲が半端なく、ドングリを様々な食材として利用されています。ドングリとの出会い自体は40歳頃で、それからコツコツとドングリの研究に勤しんできたそうな。

 

商品も作っており、

・どんぐり煎餅

・どんぐりクッキー

・どんぐり茶

など

2013年に大衆ノーベル賞と言われている『東久邇宮記念賞』を受賞し、2017年度神奈川みやげ物展で1位も獲得されているという食用どんぐりの第一人者と言っても過言ではない方です。

 

そんなどんぐり源さんから、どんぐりトークを賜り、ラボでフライパンで炒った状態の団栗(マテバシイ)を食べさせていただきました。その味は、ほんのり甘く、そして香りは栗のそっくりなのです!!

 

マテバシイはブナ科クリ亜科に属するマテバシイ属の樹木で、クリ亜科には他に秋の味覚でお馴染みのクリ属や食べられる団栗として有名なスダジイが所属するシイ属があり、シブが少なくて食べやすい木の実なのです。

 

なるほど、栗と近縁である為、食べやすい木の実なのか…

 

そしてこれらの木の実は、縄文時代では我々人類の主食であったというから驚きです。でも、食べてみるとこれなら当然食べる選択肢に入ると思える味でしたので、納得です。

 

今後、僕も、甘酒の試作、醸造物という側面から団栗の素材としての面白さを発信していこうと思います。

どんぐり甘酒に関する記事も上げますので楽しみにしていてください♪


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