市販甘酒レビュー463:ハナマルキの米麹甘酒『透きとおった甘酒』

ハナマルキの米麹甘酒『透きとおった甘酒』

商品レビュー

ハナマルキの甘酒を飲んだ感想

1918年(大正7年)創業の長野県にある味噌屋『ハナマルキ』が販売する米麹甘酒で、製造は千葉県のヤマキ醸造(トッパンパッケージングサービス)です。

糖度は18.1%あります。この甘酒は非常に珍しい、米粒を除去して透明な澄んだ状態にしている商品となります。

甘酒の粒の有無に関しては非常に好みが別れるポイントでもあり、米粒の食感を嫌う人もある程度見受けられます。江戸時代の文献にも『米粒が嫌であれば、漉して飲むといい』と注釈が付くほどなのです!

香りは仄かにカラメル香及び麦芽水飴に似た甘い香気があり、風味もカラメル香があります。甘味は程よく、すっきりとした若干べっこう飴に似た感じの甘さで、後味は非常にすっきりです。旨味は程よく、仄かなコクと強くじんわりとした旨味を味わいに与えています。酸味はあまりありませんが、有機酸は多めで、味わいに強い喉ごし感と存在感を与えています。粒々感は勿論皆無であり、すっきりと飲める仕上がりとなっております。

市販の粒入り甘酒もしばらく保管しておくと、米の成分はほぼ沈んでしまい上澄みが澄んだ甘酒となります。この上澄みだけを飲むのは非常に美味しく中々に贅沢な気分が味わえます。

この商品は面白いコンセプトではあるけれど、べっこう飴に類する香りや綺麗すぎる味わいが逆に物足りなさを感じてしまいました。

完全に好みの是非かと思いますので、粒無し甘酒が好み、または粒あり甘酒が苦手な方は是非一度飲んでみてください!

 

評価:10段階評価

総合評価 7 (味わいは可もなく不可もなく、べっこう飴系の香りと味わいのある不思議な一品で、是非一度味わっていただきたいです)

 

香り 7 (香り風味共にカラメル香及び麦芽水飴に似た甘い香気があります)

甘味 7 (甘味は程よく、すっきりとした若干べっこう飴を彷彿させる味わいの甘さで、後味は非常にすっきりです)

旨味 7 (旨味は程よく、仄かなコクとじんわりとした強い旨味を味わいに与えています)

酸味 2 (酸味はあまりありませんが、有機酸は多く、味わいに喉ごしに強い存在感を与えています)

飲み易さ 7 (粒々感は皆無で、すっきりと飲めるバランスに仕上がっています)

 

商品情報

甘酒メーカー

販売:ハナマルキ株式会社

長野県伊那市西箕輪2701

URL:https://www.hanamaruki.co.jp/

 

製造:株式会社トッパンパッケージングサービス袖ヶ浦ビバレッジ工場(ヤマキ醸造)

千葉県袖ヶ浦市川原井480-1

URL:http://yamaki-co.com/

 

量と価格

125g 税抜円(円/g)

※ml表記をgに変えています。

 

原材料

米、米こうじ

 

栄養成分表示

125g当り エネルギー 98kcal、たんぱく質 0.8g、脂質 0g、炭水化物 23.8g、食塩相当量 0.03g、アルコール 0%、ショ糖 0g

※ml表記をgに変えています。