今回は、自動販売機や量販店でよく見かける大手メーカー4社(森永製菓、大関、月桂冠、白鶴酒造)の冬季製品(赤い缶)及び夏季製品(青い缶)の8製品を調査し、比較してみました!
寒い時期は温かいイメージカラーの赤い缶、暑い時期は冷たいイメージカラーの青い缶の品々をコンビニエンスストアや量販店、または自動販売機でよく見かけるかと思います♪
広く出回っている製品にはどんなものがあるのだろうか?!その味や栄養成分は?など気になった事はないでしょうか?
Contents
メーカー紹介
森永製菓
言わずもがな、超ロングセラー製品の赤い缶の甘酒を筆頭に様々な種類の製品を展開する東京都の菓子メーカー『森永製菓』!
『小さい頃、この甘酒は飲んだことある!』『甘酒と言ったらこの製品!』という方はかなりいらっしゃるのではないかと言えるほどの一品です。
今回ご紹介する甘酒は、酒粕と米麹の両方を用いたハイブリッド甘酒です。
大関
森永製菓の甘酒と同じ位、有名であろう赤基調の容器に入った本製品を展開するのは、兵庫県の老舗の酒蔵『大関』!
こちらもコンビニエンスストアや量販店などでよく見かけ、寒い日に飲んだ記憶がある方も多いのではないでしょうか?!
今回ご紹介する甘酒は、酒粕だけを用いた酒粕甘酒です。
月桂冠
ここ最近、見かけるようになった気がする本製品を展開するのは、京都府の老舗の酒蔵『月桂冠』!
こちらの製品は自動販売機で売られているのをちらほらと見かけるようになりました。
今回ご紹介する甘酒は、酒粕と米麹の両方を用いたハイブリッド甘酒です。
白鶴酒造
こちらもここ最近、見かけるようになった気がする製品で、兵庫県の老舗の酒蔵『白鶴酒造』が展開しています!
月桂冠の製品と同じく自動販売機で売られているのを極まれに見かけます。
今回ご紹介する甘酒は、米麹と酒粕の両方を用いたハイブリッド甘酒で、同じ森永製菓や月桂冠の展開するハイブリッド甘酒との違いは、酒粕の量より、米麹の量が多い製品です♪
製品考察~栄養成分と原材料の比較~
製品の栄養成分と原材料をそれぞれ表にまとめてみました!
糖度は糖度計を用いて測定し、食塩相当量は記載がなかった製品はナトリウム量から換算致しました。糖度は大体の製品が14~15%で、これはほぼ炭水化物量と同じです。この数値は甘酒のエネルギー源(カロリー)の大多数を占めています。
ここで気になるのが大関酒造の製品『灘の冷涼甘酒』で、一品だけ炭水化物量とエネルギー量が他の製品の半分です!このからくりは原材料を見ると明らかで、0カロリーや低カロリー飲料によく用いられている甘味料(アセスルファムK、スクラロース)が用いられています。甘味料のお蔭で、他の製品と比較しても遜色がない甘さがありますが、その反面、甘味料特有の口の中にこびり付く様な甘ったるさがあります。次に気になるのが月桂冠の製品『冷やし甘酒』で、一品だけ食塩相当量が他の製品の倍です!甘味に塩分が加わると相乗効果で、甘さが引き立ち、さらにコクが出ます。しかも、夏向けの製品なので、汗で失われたミネラルを補給するのに持ってこいの本製品『塩飴を買って飲むなら、本製品を飲んで暑い夏をしのいでは如何でしょうか?!』とお勧めできる程、今回、比べた製品の中で一番美味しかったです♪
各製品の味は、各レビューに詳しく書いてありますが、特徴を挙げて説明していきます。
森永製菓の甘酒のレビュー
森永製菓の製品は、酒粕の香りが他の製品よりも控えめで、コクのある甘味と米粒の柔らかい食感を楽しむことのできる一品です!『甘酒(赤い缶)』『冷やし甘酒(青い缶)』問わず、あまり味わいの変化を感じず、また酒粕の香りが苦手な方にも美味しく飲んで頂けるかと思います。
大関の甘酒のレビュー
大関の製品は、酒粕の香りが強く、他の製品には入っていない生姜も加わっています。酒粕特有の苦味もこの製品が一番強く、どことなくビターな大人の味の甘酒と言えるかと思います。また、『灘の甘酒(赤い容器)』は神社やお寺などの縁日に飲む甘酒に一番近い味わいで、懐かしい味の甘酒を飲みたくなった時に選びたい一品です。
しかし!『灘の冷涼甘酒(青い容器)』はカロリーオフと引き換えに、甘味料の甘ったるさが気になる一品となっており、自分はあまり好みではありませんでしたが、甘酒は飲みたいけどカロリーは控えめにしたい!と強く望む方向けの一品です(笑)
月桂冠の甘酒のレビュー
月桂冠の製品は、『甘酒(赤い缶)』と『冷やし甘酒(青い缶)』でやや感じ方が異なり、食塩が多い冷やし甘酒の方がコクと甘味を強く感じます。酒粕特有の苦味も程よくあり、甘さとコクとのバランスも良く、自動販売機で見かけた際は、一番買いたいと思える一品でした!
白鶴酒造の甘酒のレビュー
白鶴酒造の製品は、全体的に味があっさりすっきりとした軽い飲み口で、濃いめの商品が苦手な方向けの一品というイメージでした。仄かに酒粕の香りも効き、『冷やしあまざけ(青い缶)』は酸味が程よく効いておりジュース感覚で飲めますが、『あまざけ(赤い缶)』は酸味もあまり感じない為、非常にあっさりした軽い感覚を覚えました。
最後に
今回は、冬季製品と夏季製品がある自販機やコンビニエンスストアで見かける製品に的を絞って調べてみました。いずれの製品も酒粕が使われており、また大関の製品以外は、米麹と酒粕の両方で造ったハイブリッドの甘酒です。
酒粕の美味しい味わいを楽しみたいなら大関の『灘の甘酒(赤い容器)』、月桂冠の『甘酒(赤い缶)』『冷やし甘酒(青い缶)』がお勧めです!
酒粕の香りがあまり好きではないけど、甘酒を飲みたいなら、森永製菓の『甘酒(赤い缶)』及び『冷やし甘酒(青い缶)』がお勧めです♪
ちなみに、赤い缶の製品は冬季製品だけあって温めて飲んだ方が美味しいかと思われますが、実は冷やして飲んでも抜群に美味しいので、試してみてください(笑)
この記事を読むことで季節ごとの製品の特長を掴み、自分の好みに合った製品選択をする参考にしてみてください♪