市販甘酒レビュー34:忠孝酒造の黒麹を用いた米麹甘酒『黒あまざけ』

商品レビュー

忠孝酒造の甘酒を飲んだ感想

1947年(昭和22年)創業の沖縄県にある泡盛の酒蔵『忠孝酒造』の黒麹を用いた米麹甘酒です。

沖縄の黒麹カビはAspergillus awamoriという株でしたが、2014年にAspergillus luchuensis(ルチエンシス)に統合されたそうです。※独立行政法人 製品評価技術基盤機構『Aspergillus awamoriとされていた黒麹菌NBRC株の表記名変更について』参照

泡盛製造に使われている麹カビとして、黒麹カビとして、awamoriという名前は憶えやすかったのに少し残念です。

麹の香りは優しくしており、風味は麹と有機酸由来のものがバランスよく美味しく感じます。甘さは、とても甘いんですが、酸味とのバランスが取れていて、旬の果実を食べているような感じがします。原材料を見ると生姜が入っているようですが、意識するとわかる感じです。この感じだと生姜がなくても十分美味しいと思います。旨味もとても強く、コクの度合いは旬の桃を食べているようなイメージです。粒々感は完全に微細状態で、食感はありませんが、味等のバランスが良くとても飲みやすいです。甘さ、旨さ、酸味。香り、風味とどれをとっても美味しい特色ある甘酒で、一度買ってみて間違いなしのお勧めの一品です!!

黒麹を用いた甘酒のレビューはこの甘酒が初めてですが、最初の一本に美味しい商品に出会えるのは嬉しいものです。

 

評価:10段階評価

総合評価 10 (酸味は強すぎず、風味と味のバランスが良い。まるで柑橘系の様な酸味と甘味、風味はキウイフルーツの様なそんな果実香と味わいが特徴的な商品でお勧めです)

 

香り 9 (麹の香りは優しく、ほんのりと果実に似た酸の風味もします。)

甘味 7 (とても甘く、果汁を飲んでいるような心地よさがあります。)

旨味 7 (旨味も強く、美味しい時期の果実を食べているような気分を覚えました)

酸味 6 (酸味はそこそこ強い)

飲み易さ 9 (完全に微細状態で、飲みやすく、酸味も強すぎないので、甘さと酸味のバランスを楽しみながら飲める)

 

商品情報

甘酒メーカー

製造: 忠孝酒造株式会社

沖縄県豊見城市字名嘉地(とみぐすくしあざなかぢ)132番地

URL:http://chuko-online.com/

 

量と価格

720g 税抜 932円(1.29円/g)

※mlをgに換えています。

 

原材料

米こうじ(国産米)、米(国産米)、生姜

 

栄養成分表示

100g当り エネルギー 124kcal、糖質 28.4g、ブドウ糖 21.4g、たんぱく質 2.1g、食物繊維 0.6g、ショ糖 0g、脂質 0.1g、ナトリウム 4㎎、ビタミンB₆ 19㎍、クエン酸 0.31g、アルコール分 0.0%

必須アミノ酸 イソロイシン 74㎎、スレオニン 66㎎、バリン 109㎎、ヒスチジン 50㎎、フェニルアラニン 97㎎、メチオニン 42㎎、リジン 63㎎、ロイシン 151㎎、トリプトファン 20㎎


コメントを残す




このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください