市販甘酒レビュー106:若林醸造の乳酸発酵米麹甘酒『ラブレ菌発酵さわやか甘酒白の舞』

商品レビュー

若林醸造の甘酒を飲んだ感想

1896年(明治29年)創業の長野県にある酒蔵『若林醸造』の乳酸発酵させた米麹甘酒です。

酒米『美山錦』を用い、そしてラブレ菌という乳酸菌を用いて乳酸発酵させていると記載があります。ラブレ菌とは、野菜ジュースで有名なカゴメが開発した植物性乳酸菌飲料『ラブレ』に用いられている乳酸菌(Lactobacillus brevis)が有名でしょう。

香りはかなり強めの酸臭と麹の香り、漬物っぽさがある様な感じがし、風味は結構あっさりとした酸臭がさわやかな感じを醸し出している。甘味はやや控えめな感じですが、やんわりと口の中に広がり、後味はさっぱりめです。旨味は程よくあり、香りと甘味、酸味を良く引き立てています。酸味は結構ある感じで、米粒をすり潰すとさらに強めの酸味を感じます。粒々感はしっかりとあるがやや砕け気味ですが飲み心地は良いです。

香りにやや癖があるが好ましい感じで甘味と旨味も引き立っているが、酸味が特に際立っている感じです。それでも非常にバランスの良い味わい深く面白い甘酒なので大変お勧めです!ただし、少々独特な味わいなので、人によっては賛否別れるかもしれませんので、マニア向けかもしれません。

実は、この甘酒は去年の暮れに知人から戸隠神社の参拝土産としていただいており、写真とレビューを書かずに美味しくいただいてしまったという残念な経緯があり、今回、運命的に発見できた甘酒であります。実はこの長野県の戸隠神社と宮崎県の天岩戸神社は神話的に非常に関連がある場所ですので、その話は別途設けて書こうと思いますので乞うご期待を!

『日本神話と繋がる甘酒の世界』の『天の岩屋隠れ』の項目に簡単に記載しましたのでご覧ください!

 

評価:10段階評価

総合評価 10 (香りに癖があるがこれが良い。甘味と旨味も酸味の中にしっかりと存在感を持っており、それでいてしつこさのない、美味しく味わい深い甘酒ですので、大変お勧めです!何より面白い味わいですが、人によっては賛否別れる商品です)

 

香り 9 (独特な香気のある香り、麹と酸臭のほかに漬物に似ている匂いがします。風味は麹の香りと酸臭がほんのりとする)

甘味 7 (甘味は控えめではあるが、旨味と酸味によってしっかり引き立てられており、さっぱり感とコクを感じる甘味です)

旨味 7 (旨味はあるが強すぎずある感じですが、強い酸味を柔らかく、甘味を引き立てています)

酸味 7 (酸味は結構強めで酸っぱさを感じますが、嫌な感じはなく、甘味と旨味そして香りを引き立てている)

飲み易さ 8 (粒々感はある商品ですが、味わい深く、酸味がさっぱりと聞いている中に香りと味があり飲み易いです)

 

商品情報

甘酒メーカー

製造:若林醸造株式会社

長野県上田市中野466

URL:http://wakasake.wixsite.com/wakasake

 

量と価格

100g 税抜円(円/g)

 

原材料

米こうじ(長野県産米)、米(長野県産)

 

栄養成分表示

記載無し


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