世界の甘酒レビュー6:タイ王国のオートーコー市場で見つけた甘酒『カオマーク(khao mak)』

タイ王国のオートーコー市場で見つけた甘酒『カオマーク(khao mak)』

商品レビュー

オートーコー市場で見つけた甘酒(カオマーク・khao mak)を飲んだ感想

タイ王国(バンコク)のオートーコー市場で販売されていた地元の方が造っているであろう甘酒『カオマーク(khao mak)』です。

糖度は41.5%あります。

こちらのカオマークは生産者さんの情報はなく、場内で昔ながらの様にバナナの葉で包まれた状態で売っていたレアな一品!

タイ王国のオートーコー市場で見つけた甘酒『カオマーク(khao mak)』販売先にて

売られている様子や文字の雰囲気(ข้าวหมากとの表記)から、もしや…と思い、売っていたおじさんに「Is this khaomak?」と質問すると「Yes!Do you know this?」と返ってきたため、「Yes!I came from japan to buy this.」と言うと、不敵な笑みを浮かべてくれた(笑)

もう、バナナの葉に包まれているだけで大興奮であった…きっとやばい顔をしていたことだろう…

価格も5個1組で50バーツと、1個当たり10バーツと通常の半額程で手に入る。さらには伝統的なレシピで、砂糖が未使用であることが書かれており、期待が膨らむ。

タイ王国のオートーコー市場で見つけた甘酒『カオマーク(khao mak)』の様子

バナナの葉は櫛で止められており、櫛を外して葉を開くと、ビニールの中敷きに包まれた可愛らしいカオマークが姿を現す…もうこの瞬間に昇天ものの幸せを味わう。

カオマークは蒸した米に麹であるルクパンを混ぜ込み、小さく分けられ、この様なバナナの葉に包んだのちに、常温で発酵(25~35℃)させて作る。ほぼ伝統的な姿のカオマークに出会えたのは幸せでした。

 

その味わいは!

香りは果汁の様にトロピカル、そしてややバナナの葉の香りがし、風味はリンゴ果汁の様です。甘味は程よく強く、旨味がありながらのすっきりとした味わいの甘みで、後味はすっきりです。旨味は程よく強く、じんわりとしたコクと旨味を味わいに与えています。酸味は仄かにあり、味わいにじんわりとした奥深さとコク、そして締りを与えています。粒々感はしっかりあり、食べた時の食感はホロホロとした崩れる食感で、非常に美味しく飲み易いです。

このカオマークは甘みと旨味がしっかりとありながらも強すぎず、上品な味わいの一品でした!オートーコー市場を観光する際は是非手に入れてもらいたい一品です。
※最終日の飛行機搭乗前に立ち寄った際は販売されていなかったので稀に販売しているのかも?

 

評価:10段階評価

総合評価 10 (トロピカルなカオマークの香りと、あっさり感があるけどしっかりとした甘味と旨味のある非常に美味しい一品。バナナの葉の香りが程よく効いており、ビニールパック製品にはない新鮮さが味わえる伝統さが嬉しいです)

 

香り 10 (リンゴ果汁の様なトロピカルな香りにバナナの様な香りもあり、また風味も同様です)

甘味 8 (甘味は程よく強く、旨味がしっかりとありながらもすっきりとした味わいのある甘みで、後味はすっきりです)

旨味 8 (旨味は程よく強く、じんわりとしたコクと旨味を味わいに与えています)

酸味 4 (酸味は仄かにあり、じんわりとした果実味とコクを味わいに与えています)

飲み易さ 10 (粒々感はしっかりあり、粒の食感は柔らかくホロホロと崩れ、香りと味がパッと立ち、非常に美味しく飲み易いです)

 

商品情報

甘酒メーカー

製造:不明

URL:不明

 

量と価格

250g(50g×5p) 50バーツ(日本円換算:180円)

※3.6バーツ/円

 

原材料

記載無し

※値札に砂糖未使用の文字あり

 

栄養成分表示

記載無し