甘酒造りを始めて20年以上の甘酒探求家黒猫クロぶーです。今回は1月末から2月頭に掛けての突然大出張の話をします。
出会いはある日突然…
それは突然始まりました。仕事の依頼のメールが届いた…予定は超近々の翌日!
えっ?と思ってメールボックス除くと、迷惑メールに振り分けられていた同じ内容のメール達(汗)
たまたま、一通だけちゃんと届いてくれて気が付きましたが、もしかして、今まで過去にも弾かれていたメールがあったかと思うと、戦慄しました…
メールフィルターの怖さをこの時、目の当たりにしました。
そして、急遽、関東に出張してきました!
メール見て、4時間後には移動を開始し、諸々、関東でのアポを詰め込みながら出発。
関東でのミッション
関東で何をしてきたかと言うと、
・凄くマニアックな先生にお会いした
・甘酒を30種類以上飲んできた(美味しい1~2割、そこそこだったのが1~2割…あとは…)
・母校の研究室に行った
等々
甘酒を30種類飲んで、実際に美味しかったのは1~2割、そこそこだったのが1~2割、あとは…
これは実際に市販として多く出回っている甘酒の現状で、口に合う、合わないの差があるにせよ。甘酒との名を冠した商品で美味しいものがこれだけしかないのは少し悲しさを感じました。何度も飲んでいる企業の商品も多数でしたが、企業によっては造った時期の差(ロットぶれ)が大きく、思わず目を引ん剝くほどの味まである始末…そのうち、市販の甘酒を買う人が減るのではないかとさえ思ってしまいました。
※関東での仕事の記事は後日詳細を作成します♪
関西でのミッション
そして関東での予定後の和歌山県では、
・甘酒の生産者の紀ノ國フーズの林定男社長、光明堂みやびさんとお会いした
※ご紹介下さいました関西が生んだダジャレ紳士ナオシ氏に感謝♪
・和歌山の名所『根来寺(ねごろじ)』、近くの古民家カフェレストラン『ねごろ初花』で昼食
・製造場所を見学させていただいた
・その間、ずっと発酵や微生物等の話をし続け…甘酒飲んだり、米麹ばりぼり食べたり…
・人生初の餅つきを行った
というハードスケジュールでした(笑)
紀ノ國フーズでは『紀州あまざけ初音』、『名水弁天のしずく』の2品を、地元の酒蔵『吉村秀雄商店』で製造し、販売しております!
いずれの商品も麹の華やかな香り、果実味のあるじんわりとしたコクのある味わいが特徴的な製品で、弁天のしずくはややカチッとしまった味かと思います。
前日に多量に飲んだ甘酒群にはあまり感じられなかった酒蔵仕込みの本格甘酒の名に恥じない美味しい商品でした。もう少し注釈をつけると香りや味の質が、吟醸酒を始めとする特定名称酒に類する味わいがあるのです。
甘酒生産者の二方との談義や、関東での多量の甘酒を飲む仕事等、1月~2月もかなり充実した日々を過ごさせていただけました。
みやびさんが、解りやすくブログにして下さいましたので、こちらもご参照ください♪
『甘酒会議 初花編』
『甘酒会議 工房編』
最後に
年始から甘酒三昧でスタートを切ることができたのは大きな収穫♪
甘酒の味わいもかなり傾向が見えてきたので、これらも分析していこうと思います。
そして、この様な感じで、今年も甘酒に関連する活動をしていこうと思っておりますのでよろしくお願い致します。