黒ぶ~Logその24:味醂のレビューを書きだしたきっかけの話

甘酒造りを始めて20年以上の甘酒探求家黒猫クロぶーです。今回は、味醂のレビューを書きだしたきっかけの話です。

2017年10月15日から味醂レビューを公開し始めました。

たぶん、『あれ?味醂って甘酒と関係あるの?』と思われた方もいるかと思います。

 

実は味醂って甘酒の兄弟の様なやつなんですよ!

味醂の原材料は『米・米麹・焼酎』なのです…焼酎が水になればまさしく甘酒!

お酒が飲めちゃう、まさしく甘酒の兄貴分の様な存在、それこそが味醂なのです。

 

僕が味醂の魅力に気が付いたのは、10年前ほどの学生時代の時、東京農業大学の授業で調味食品学というものがありました。

その授業で飲んだみりんが非常に甘くて香りも良く美味しかったことに衝撃を受けましたが、その当時は美味しい味醂を探すなんてことはその時しませんでした。

そして時を経ること10年ちょい、甘酒探求家となってワークショップを開催するようになり、このワークショップでお酒を出すなら…と考えた時に、『味醂だ!』とパッと閃いたんです。

 

僕自身、お酒にあまり強くないので500mlの味醂を買っても飲むのに何年掛かるやら、そこでワークショップで飲んでいただき、余った味醂でレビューを書くことにしたのです。

 

それなら、参加者に味醂のほんとの美味しさや魅力を伝えられるし、取り組みとしても面白いかなと思ったんです。もちろん、僕が伝えたいのは甘酒ですが、甘酒に似た香りと味わいに大人のビターな感じが加わったこいつを放置しておくのも忍びないなと…

 

しかも、味醂は、平安時代に飲まれていた甘酒のルーツとも言われている醴酒(米・米麹・酒で一夜漬け込むみりん系のお酒)とも兄弟なんです!そして、実際に味醂は江戸時代に美醂酒として飲まれており、現在のように調味料としての使われ方が定着したのは、江戸末期ごろなので、そう!味醂はまさしく、お酒であり飲み物なのです。

 

甘酒探求家のイベントにふさわしい至高の酒類『味醂』…

僕のイベントに出すお酒は『君に決めた!』と、黄金色の液体のこのお酒はまさしく、ギザギザの尻尾がトレードマークのかの有名なアニメのネズミの様に、素晴らしい相棒になってくれることでしょう(笑)

 


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