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商品レビュー
糀屋三郎右衛門の麹で甘酒を仕込んだ感想
明治中期に茨城県で創業し、現在は東京都にある麹味噌屋『糀屋三郎右衛門』の乾燥麹を用いて早造り(全麹仕込み)の甘酒を造りました。
甘酒の造り方は『水筒だけで出来ちゃう!炊飯器要らずの美味しい米麹甘酒の作り方』に基づき、3回造りました。
この乾燥麹自体の味は、香りは麹の栗花香がパッと立っています。噛むとバリバリ砕け、驚きなのが非常に旨味が強いことで、パッと旨味が口の中を駆け巡った後に、栗の様な風味と濃厚なコクのある仄かな甘味を感じます。
検証結果
3回の試験の平均値は、スタート時の温度が60.4℃、6時間後の終了時の温度が39.2℃(低下速度は3.5℃/時)、糖度は20.2%でした。この試験では、麹由来の固形物量と糖度から消化率を計算しており、消化率は91.1%と非常に良い結果でした。本試験では、栄養成分表から麹の水分量を逆算し、約11.3%でした。
糀屋三郎右衛門の麹で造った甘酒の味と評価
香り風味ともにおでんの玉子を食べたときに似た独特な香りがあります。甘味は程よく強く、強いコクと旨味のある出汁の効いた甘味で、後味はすっきりです。旨味は非常に強く、旨味として感じる成分が多いようで、強いコクとじんわりとした旨味を味わいに与えています。酸味はあまりありませんが、有機酸はあり、味わいにじんわりとした奥深さを与えています。粒々はしっかりあり、口の中で軽快にプチプチと弾ける食感で、旨味がバッと染み出し、美味しく飲み易いです。
この甘酒は上記の様な独特な風味に強い旨味が合わさった言わば出汁の効いた一品で、このような甘酒は初めて味わいましたが、美味しいです。
この麹で甘酒を造ると独特さがあれど面白いものが造れるでしょう。また麹だけの甘酒ではなく、米と麹で造る甘酒の方が味が程よくなるのではと思います。消化力も優秀ですので、10段階評価で9です!
※ただ、本当に味わいは独特で個性的です。
商品情報
麹メーカー
製造:糀屋三郎右衛門
東京都練馬区中村2-29-8
量と価格
200g 税抜円(円/g)
原材料
米、こうじ菌
栄養成分表示
100g当り エネルギー 378kcal、たんぱく質 7.1g、脂質 1.7g、炭水化物 79.9g、ナトリウム 3mg、食塩 0.0g