美味しい甘酒できるかな?麹レビュー21:卑弥呼醤院(内田物産)の生麹『卑弥呼米こうじ』

商品レビュー

卑弥呼醤院(内田物産)の麹で甘酒を仕込んだ感想

江戸時代後期創業の熊本県にある味噌醤油屋『卑弥呼醤院(内田物産)』の生麹を用いて早造り(全麹仕込み)の甘酒を造りました。

甘酒の造り方は『水筒だけで出来ちゃう!炊飯器要らずの美味しい米麹甘酒の作り方』に基づき、3回造りました。

この卑弥呼醤院は、江戸時代後期の創業時は、中和泉酒造所という名前で、酒造業から始まった会社です。この麹はその当時からある石室で、麹を入れて発酵させる木製の室蓋(麹蓋)という箱で造られているそうです。

この生麹自体の味は、香りに仄かな木の香りとメロンの様な果実香がし、風味は仄かにマスカットの様な香りがします。噛むと弾力のある食感で、ゆっくり崩れ、甘さと旨さがパッと広がりますが、それを通り越すように麹の香しい香りが鼻腔を突き抜けます!

 

検証結果

卑弥呼醤院(内田物産)の生麹『卑弥呼米こうじ』のデータ3回の試験の平均値は、スタート時の温度が58.3℃、6時間後の終了時の温度が40.8℃(低下速度は2.9℃/時)、糖度は16.8%でした。この試験では、麹由来の固形物量と糖度から消化率を計算しており、消化率は89.6%と非常に良い結果でした。本試験では、栄養成分表示がなかった為、水分含量を25%と仮定して計算致しました。

 

卑弥呼醤院(内田物産)の麹で造った甘酒の味と評価

卑弥呼醤院(内田物産)の生麹『卑弥呼米こうじ』~出来上がり~香りは仄かに癖の無い麹の香りがし、風味は仄かに麹の香りがします。甘味は程よく、じんわりとしたコクのある甘みで、後味はすっきりです。旨味は程よく、しっかりとしたコクと程よい旨味を味わいに与えています。酸味はあまりありませんが、味わいに仄かな果実味とじんわりとした奥深さを与えています。粒々感はしっかりあり、麹の粒の袋状の食感が結構あるかなといった感じですが、美味しく飲み易いです。

この麹で甘酒を造ると、しっかりとした美味しい甘酒が造れると思います。10段階評価で8です!

 

商品情報

麹メーカー

製造:卑弥呼醤院(株式会社内田物産)

熊本県山鹿市鹿本町来民1586

URL:http://www.misosyouyu.com/

 

量と価格

1000g 税抜円(円/g)

 

原材料

米(熊本県産米100%)、麹菌

 

栄養成分表示

記載無し