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商品レビュー
ますやみその麹で甘酒を仕込んだ感想
1929年(昭和4年)創業の広島県にある味噌屋『ますやみそ』の乾燥麹を用いて早造り(全麹仕込み)の甘酒を造りました。
甘酒の造り方は『水筒だけで出来ちゃう!炊飯器要らずの美味しい米麹甘酒の作り方』に基づき、3回造りました。
この乾燥麹自体の味は、香りは米の香りと麹の香りがし、風味も同じく米と麹の仄かな香りを感じます。噛むとバリバリと簡単に砕け、口の中に極わずかに甘さが広がります。
検証結果
3回の試験の平均値は、スタート時の温度が61.0℃、6時間後の終了時の温度が44.5℃(低下速度は2.8℃/時)、糖度は17.3%でした。この試験では、麹由来の固形物量と糖度から消化率を計算しており、消化率は75.0%とイマイチでした。本試験では、栄養成分表から麹の水分量を逆算し、約7.5%でした。
ますやみその麹で造った甘酒の味と評価
出来上がった甘酒は、結構もったりとした流動性のない硬めの造りになりました。
香りは仄かな麹の香り、風味はほんのりと酸の香気を感じる麹の香りがします。甘味は程よく、じんわりとした酸味のある甘みで、後味はすっきりです。旨味は程よく、あっさりとした仄かなコクと旨味を味わいに与えています。酸味はあまりありませんが、味わいにじんわり感を与えています。粒々はどろりとした溶け具合で、液質は重さのあるペースト状でお粥っぽさが残っていますが、飲み難さはありません。
この麹で甘酒を造ると、やや消化の具合が弱く、普通より出来上がるのに長い時間を要しそうです。香り、味共に気になる癖はありませんが、飲み口はお粥感が強いです。10段階評価で6です。
商品情報
麹メーカー
製造:株式会社ますやみそ
広島県東広島市高屋町宮領100-1
URL:http://www.masuyamiso.net/
量と価格
300g 税抜円(円/g)
原材料
米(日本)
栄養成分表示
100g当り エネルギー 370kcal、たんぱく質 6.7g、脂質 1.5g、炭水化物 84.3g、食塩相当量 0g
※㈶広島県環境保健協会分析