市販甘酒レビュー78:榮川酒造の米麹甘酒『造り酒屋のあまざけ』

商品レビュー

榮川酒造の甘酒を飲んだ感想

1869年(明治2年)創業の福島県にある酒蔵『榮川酒造』の米麹甘酒です。

『榮川』という清酒が代表銘柄です。この甘酒にはブランド米(もち)『こがねもち』が用いられています。

香りは麹の香りがほんのりと優しく感じ、吟醸酒の様な吟醸香が強く感じます。また風味が非常に華やかで、香りと同じく吟醸香があります。

甘さは、やや薄めですが、飲んだ瞬間にパッと甘さを感じ、後味にほとんど余韻を残さないさっぱり感からくるもので、美味しく飲めます。旨味もやや薄めですが、味と香りに程よくバランスを与えており、ちょうど良い感じです。酸味はあまり感じません。粒々感は、砕くことなく入っている感じで、割と口触りに角を感じる米粒の質感がありますが、液体とのバランスは程よくあり飲み易いです。この甘酒は、味をやや控えめにし、香りを引き立てており、香りを楽しむ商品です。香りをここまで引き立てている商品はごく少数ですので是非買って飲んでいただきたい一品です。これこそまさに造り酒屋の技術を駆使して作り上げた一杯だと思います。

 

評価:10段階評価

総合評価 10 (香りに華やかさと力強さがあり、味は香りを邪魔しない感じに程よくある商品です。この香りは絶対に家では再現できないもので、流石、酒造の甘酒と言える一品でお勧めです。欲を言えば、自分はもう少し甘さとコクが欲しいかなと感じましたが、薄めの甘酒が好みの方には感動していただけるのではと思います。)

 

香り 10 (雑な香りのない綺麗で華やかな香りと風味が一番特徴的でこれは、家庭で再現するのは無理だと思います。ほんとに柔らかいリンゴの香り、ほのかな花の香りという感じに類するイメージです)

甘味 6 (甘味はやや薄めですが、飲み初めに強く感じとても引きが早く、後味を残さない感じです)

旨味 5 (旨味もやや薄めですが、飲み始めにじんわりと余韻を感じる程はあり香りと味のバランスに貢献しています)

酸味 2 (酸味はあまり感じませんので、淡麗さっぱりなのでしょう)

飲み易さ 9 (粒々感はある商品で液とのバランスは良いですが、米粒にやや角を感じます。香りが非常によく味が邪魔しなく、ごくごく飲める飲み易さです。)

 

商品情報

甘酒メーカー

製造:榮川酒造株式会社

福島県耶麻郡盤梯町大字更科字中曽根平6841-11

URL:http://www.eisen.jp/website/index.html

 

量と価格

500 g 税抜 476円(0.95円/g)

※ml表記をgに変えています。

 

原材料

もち米(国産)、米こうじ(国産米)

 

栄養成分表示

記載無し


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