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商品レビュー
Petchburi Inter Foods Co.,Ltdの甘酒(カオマーク・khao mak)を飲んだ感想
タイ王国(バンコク)のフジスーパーで販売されていたPetchburi Inter Foods Co.,Ltdの甘酒『カオマーク(khao mak)』です。※khaoは米、makは豊富という意味です。
糖度は36.4%あり、以前ご紹介したKhao Mak Khun Benのカオマークと同じく、日本の固作りの甘酒のような一品です!
相変わらずタイ語ですが、この商品は所々に英語の翻訳が書かれています。袋上部に『PETBUREE FERMENT RICE(最初のPETBUREEがわかりませんが、後半は発酵米ということ)』、そして中部に『PROBIOTICS(腸内環境を整えてくれる有用微生のこと)』で、米を発酵させて作ったヨーグルトのような食べ物として現地では展開されていることが推測できます。
また、今回のカオマークはもち米と麹以外にも、甘草、ニンニク、生姜の仲間、胡椒などが入っているようなのですが、そんな感じは全くないです。
前回と同じく、まずはカオマークの説明をします!(※以下、世界の甘酒レビュー3より引用)
『タイのカオマークは、日本の甘酒と同じく、米と麹から作ります。
米はもち米が用いられますが、麹が日本のバラ麹とは異なり、ルクパンという名前の餅麹を用います。
何が違うのかというと、日本のバラ麹はAspergillus属の麹カビを用いているのに対し、タイの餅麹はSaccharomycopsis属やSaccharomyces属の酵母とMucor属(ケカビ)やRhizopus属(クモノスカビ)などのカビを繁殖させた麹を使っています!つまり、菌が違うので味わいが全く違うのです!
甘酒であるカオマークは2~3日で出来上がり飲めるそうなのですが、これをさらに発酵させるとサトーという米酒になります。まさに日本における甘酒と清酒の様な物と言える飲み物なのです!』
二品目のカオマークの気になる味は!?
これも一言で言うなら、旬の美味しいリンゴが少し酵母によって発酵してしまったような…梅酒などの果実を漬け込んだ甘いお酒のような味わいが特徴的で、嫌な癖が全くないです!これも抜群に美味い…
アルコール度数は前回のものと比べてややありそうで、3%前後のような気がします。
香りはふんわりとした梅酒のような香りがあり、風味は発酵したリンゴ果汁のような芳醇な香りがあります。甘味は程よく強く、じんわりとした仄かな酸味の効いた濃厚な甘味で、後味は非常にすっきりです。旨味は程よく強く、濃厚なコクとすっきりとした軽やかな旨味があります。酸味は仄かにあり、酸味として以外の有機酸も多く、濃厚で甘いながらも味わいに熟した果実のような奥深い味わいを与えています。粒々感はしっかりあり、キシキシとした質感の丈夫な食感がありますが、噛むたびに果実のような香りと果汁が口いっぱいに広がり、驚くほど美味しく飲み易いです。
カオマークは現地では若い人があまり食べない食品なのだという話を聞いてますが…これ、ほんとに美味いのに、なぜ?という疑問が絶えないほどです。
評価:10段階評価
総合評価 10 (まるで梅酒や熟したリンゴ果汁のような強い香りと味わいが、米でできた食品であることを一瞬忘れさせるような、そんな不思議な味わいのある非常に美味しい一品で、超お勧めです!)
香り 10 (香りは梅酒のような甘いアルコールの香りがあり、風味は発酵したリンゴ果汁のような芳醇な香りがあります)
甘味 8 (甘味は程よく強く、じんわりとした仄かなコクのある酸味の効いた甘味で、後味は非常にすっきりです)
旨味 8 (旨味は程よく強く、濃厚なコクと軽やかですっきりとした旨味を味わいに与えています)
酸味 4 (酸味は仄かにあり、酸味として感じる以外の有機酸も多く、熟した果実や濃厚な梅酒のような味わい深さを与えています)
飲み易さ 10 (粒々感はしっかりあり、キシキシとした丈夫な食感ですが、粒を噛むたびに芳醇な香りと味が染み出し、驚くほどに美味しく飲み易いです)
商品情報
甘酒メーカー
製造:Petchburi Inter Foods Co.,Ltd(有限責任会社)
3 Soi Moobahn Sethakit 38, Bang Kae Nua, Bang Kae, Bangkok
URL:不明
量と価格
200g 24バーツ(日本円換算:74~84円)
原材料
糯米90%、甘草5%、ニンニク2.5%、ガランガル(生姜の仲間)1.5%、胡椒1%
※餅麹(ルクパン・yeast/koji)は記載が見られませんが、ゼロコンマ数パーセント加えられているはずです。
栄養成分表示
記載無し