市販甘酒レビュー142:玉英堂の濃縮米麹甘酒『特製甘酒』

商品レビュー

玉英堂の甘酒を飲んだ感想

1576年(天正4年)に京都で創業し、現在は東京都人形町に店舗を構えている和菓子屋『玉英堂』の濃縮タイプの米麹甘酒です。多分、濃縮したのではなく『かた造り』の甘酒かなと思います。

香りは麹と米の香りが程よく立ち、風味に仄かなライチ香を感じます。甘味は、非常に濃厚ですが、コクは強過ぎず甘味は優しめで、ジーンと強い余韻が来ない為、割とさっぱりです。

旨味は程よく強過ぎず、甘味に優しくコクを与えていますが、割とキレを感じます。酸味はあまりありませんが、味わいに、じんわり感とキレを与えています。粒々感はしっかりあり、濃厚でドロリとしている為、このままでは飲み難いので、希釈して飲むか、ジャムやバターの様にパンに塗って食べると良いでしょう。このままであれば、麹のジャムといった立ち位置の味わいですので、バター甘酒トーストにしてみても良かったかなと思いました。

 

3~4倍希釈推奨と書かれていますが、2~2.5倍希釈くらいの方が美味しいかと思います。

冷なら水より豆乳と割って飲むのがオススメです。温であれば、2.5倍希釈で調整し、裏書にあるように塩を一つまみ加えて飲むと、香りと味が非常に栄えて美味しかったのでお勧めです

 

とにかく甘酒自体は癖が少ない商品で、色々と汎用性がありそうな感じがしました。

 

評価:10段階評価

総合評価 8 (濃縮タイプの甘酒ですが癖が少なく、香りは良い。味わいはその癖の少なさから、塩や生姜で味を引き立てやすい商品です)

 

香り 8 (香りは麹と米の香りが立っており、風味は仄かにライチ香がします)

甘味 9 (甘味はかなり甘いですが、濃縮系の甘酒にしては甘過ぎず、コクはあるが、キレのある感じの甘さで、後味さっぱりです)

旨味 8 (旨味は程よく強く、雑味は少ない為あっさりとした感じです。)

酸味 2 (酸味はあまりありませんが、甘味にキレを与えている感じがします)

飲み易さ 7 (粒々感はしっかりあり、非常にドロッと質感のある口当たりで、ジャムとしても使えそうなイメージです。豆乳やお湯と2~2.5倍くらいで割ってあげると美味しく飲み易いです)

 

商品情報

甘酒メーカー

製造:玉英堂

東京都中央区日本橋人形町2-3-2

URL:該当無し

 

量と価格

250~300g(記載無し) 税抜 円(円/g)

 

原材料

記載無し

※予想では、米と米麹です。

 

栄養成分表示

記載無し


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