商品レビュー
馬場本店酒造の味醂を飲んだ感想
1681~83年(天和年間)創業の千葉県にある酒蔵『馬場本店酒造』の白味醂です。
精米歩合の高いみりんを白味醂、低いみりんを赤味醂というそうですが、これはタンパク含量の差がメイラード反応による着色度合いとなって表れる為ではないかと思います。
色は、美しい黄金色で、透き通ってキラキラしています。口当たりにトンとトロミを感じます。
香りは柔らかい甘い味醂の香り、どちらかといえば焼酎の香りなのか、風味はアルコール香、カラメル香とまではいかないが近しい香気、カステラのザラメの様な香りある風味です。甘味はコクのある優しい甘味で、口の中に優しく広がり、後味にやや甘さの余韻を響かせます。旨味は強いですが、雑味のない旨味で、甘味にコクを与えており、口の中にジーンと甘さの余韻を残す働きをしています。
『あぁ、これは美味い…』
そのまま飲んでも美味ければ、ロックで氷を浮かべた日には味に締りが出て最高の味わい、ソーダ割にしても香りと味に力があるので個性を失わない一品です!
女性の方々は、これで肉じゃがを作ったら、至高の肉じゃがが作れる―――と言っていたように料理に使っても美味しいと思います。
飲料と考えた時の10段階評価としては10点だと思います。
商品情報
味醂メーカー
製造:株式会社馬場本店酒造
千葉県香取市佐原イ614-1
URL:http://www.babahonten.com/
量と価格
600g 税抜 787円(1.31円/g)
※ml表記をgに変えています。
原材料
もち米(国産)、米こうじ(国産米)、醸造アルコール、米しょうちゅう
栄養成分表示
記載無し
・アルコール分:13.5~14.5%
・エキス分:40度以上
故郷の馬場酒造を取り上げて頂き有り難うございます。
香取市佐原地区には、馬場酒造と東薫酒造が有りますが、東薫酒造に比べ馬場酒造はメディアに余り出ておりませんが、とても良い酒造元です。先日、お花見の際に日本酒と取り違えて此の白味醂を持って行って仕舞いま、試しに友人達に日本酒やジャスミン茶で割飲んで貰いました。結果、大好評で帰省の際に購入してと6人に頼まれました。料理にと薦めると全員が 「勿体ない飲むためよ」との回答でビックリしました。
同じ地区の上州屋酒店が馬場酒造でオリジナルで造って貰っている日本酒「佐原の寒梅」も綺麗な味わいの良いお酒です。中でも生酒原酒が私のお気に入りです。
素敵な情報ありがとうございます!
僕は味醂も美味しい物だと飲んで知っていたので、日本の飲んで美味しい味醂も探したいなと思った矢先に出会った一品でした。
味醂は江戸時代初期の文献に初めて出てくる飲み物で、美淋酒と言われて親しまれていました。調味料としての使い方がなされてきたのは江戸末期頃なんです。
それまでは、そのまま飲むか、焼酎や日本酒で割った『柳陰』として飲まれていました。
今後、日本全国の味醂もコンプリートしたいと思ってます。
また、千葉の甘酒の情報等ありましたら教えて頂けると嬉しく思います。
佐原の寒梅は、飲むお酒リストに加えておきます♪