黒ぶ~Logその19:滋賀地酒の祭典で出会う貴醸酒の古酒の話

甘酒造りを始めて20年以上の甘酒探求家黒猫クロぶーです。今回は、本当なら一つの記事にすべき所、あまりにも衝撃的な物に出会ってしまった為、その感動を一つの記事にと思い、分けました。前回に引き続き、滋賀地酒の祭典での出来事です。

1978年に貴醸酒を造ってから、40年間熟成させたレア中のレア、近江酒造の『貴醸酒』です。貴醸酒もレアなのに、さらにその酒を寝かせて古酒にする…40年ものの…もう、チャレンジャーです。

香りは、まるで紹興酒や赤酒などを彷彿させるような複雑な香り、ひね香、カラメル香をはじめとする様々な強い複合香が襲う…そうはいうもののこれ以上なんと表現したらいいのやら…まさにそんな感じです。味は甘い中に旨味と酸味があり、やや、酸味は強みで、口当たりはトロミを感じます。

貴醸酒は前回、コメントを頂き記事にしたお酒で、米・米麹・酒で仕込み、およそひと月の発酵期間を経て造られるみりん系の再生酒で、奈良時代の醴酒に近いお酒です。醴酒は米・米麹・酒で仕込み、一晩でできる一夜酒とあるので、違いは発酵期間くらいでしょうか。

出来てすぐの貴醸酒ではなく、貴醸酒の古酒と出会えるとは…しかも僕よりはるかに年上の1978年生まれ…

 

アルコール度は17℃、精米歩合60%です。日本酒度は記載が見られませんでしたが、平均的な値は-40前後、酸度は3.0前後。

 

今度は出来てすぐ、熟成期間の浅い貴醸酒を飲んでみたいものです。

 

レア中のレア…そんな酒に出会えた今日の日に乾杯!


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