甘酒喫茶レビュー15:神田明神近くの三河屋綾部商店の甘酒

三河屋綾部商店

今回ご紹介するのは1616年(元和2年)創業の東京都の神田明神の参道沿いにある味噌屋『三河屋綾部商店』です。

商品情報及びレビュー

注文した甘酒

・甘酒(冷)350円(200ml程、お茶とセット)

三河屋綾部商店の甘酒

香りは柔らかい麹の香りがし、風味も仄かな麹の香りがします。甘味は程よく、柔らかなコクのある甘さです。旨味も程よく、優しい甘さを引き立てています。酸味はほぼ感じません。粒々感はしっかりありますが、粒は柔らかくとろりと崩れ、あっさりとしていて飲み易いです。

癖がなく、柔らかい飲み口の甘酒で、濃いめの甘酒が苦手な方も、濃いめが好きな方も美味しく頂ける一品かと思います。

10段階評価で8です。

 

注文した甘酒以外の商品

・延寿甘酒 700円/400g

この甘酒は、店内で購入できます。詳しくは『後日更新予定・市販甘酒レビュー』をご覧ください。

 

店舗情報及びレビュー

店舗情報(住所)

有限会社三河屋綾部商店

東京都千代田区外神田2-17-3

URL:http://www.tokyomiso.or.jp/member/mikawaya-ayabe/index.html (東京都味噌工業協同組合HP)

店舗レビュー

江戸時代に三河(愛知県)から江戸(東京)に移り、1616年にこの地で創業したという400年以上もの歴史ある老舗のお味噌屋さんです!

三河屋綾部商店の宮内廰御用達の看板

店内には『宮内廰御用達』と書かれた看板があり、宮内庁に白味噌を納められていたそうです。

※廰は庁の旧字体なのでしょう。

 

近所の天野屋さんは『神田明神甘酒』で有名で、よくメディアや雑誌にも取り上げられていますが、創業時期は1846年(弘化3年)と約200年も後になります。

江戸初期からこの地にある本店こそ、まさしく神田明神の甘酒として親しまれていたことでしょう。

店内の席は広く、大人数でもゆっくりできそうです。

三河屋綾部商店の店内

神田明神にご参拝の際は、是非、来店し、江戸時代から脈々と続く歴史に思いを馳せてみてください!