美味しい甘酒できるかな？麹レビュー３：マルクラ食品の乾燥玄米麹『玄米こうじ』

Contents

1 商品レビュー
2 商品情報

商品レビュー

マルクラ食品の麹で甘酒を仕込んだ感想

1950年(昭和25年)創業の岡山県にある麹屋『マルクラ食品』の乾燥玄米麹を用いて早造り(全麹仕込み)の甘酒を造りました。

今回は、普通の米麹ではなく、玄米を麹にした玄米麹を用いています。甘酒の造り方は『水筒だけで出来ちゃう！炊飯器要らずの美味しい米麹甘酒の作り方』に基づき、3回造りました。

この乾燥麹自体の味は、まず、香りがビタミンCの錠剤に似た酸の香り、しかし、風味にはこの香りはあまりなく、仄かな味噌の香り、玄米の藁に似た香り、麹の仄かな香りがします。噛むと非常に柔らかいほんのりとした甘味が口の中に広がり、パンを食べている様な感覚を覚えます。とにかく、口に含んだ時の香りが良いです！

そして、麹にお湯を注ぐと、ビタミンCの錠剤に似た酸の香りが、パッと立ちます。

検証結果

3回の試験の平均値は、スタート時の温度が61.1℃、6時間後の終了時の温度が42.8℃(低下速度は3.1℃/時)、糖度は13.0%でした。この試験では、麹由来の固形物量と糖度から消化率を計算しており、消化率は57.8%と、消化の割合は6割未満で、中々糖化が進み辛いことがわかります！

マルクラ食品の麹で造った甘酒の味と評価

香りは仄かな麹の香りと酸の香り、風味は仄かにやや老ねた麹の香りを感じます。甘味は薄く、仄かな酸味のある柔らかい甘味で、後味はすっきりです。旨味も薄く、仄かな旨味を味わいに与えています。酸味は仄かにあり、味わいに奥深さと果実味を与えています。粒々はしっかり残り、玄米のプチプチとした食感を味わうことができます。米粒の食感はかなり弾力があります。