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商品レビュー
川添酢造の麹で甘酒を仕込んだ感想
1900年(明治33年)創業の長崎県にあるお酢屋『川添酢造』の乾燥麹を用いて早造り(全麹仕込み)の甘酒を造りました。
甘酒の造り方は『水筒だけで出来ちゃう!炊飯器要らずの美味しい米麹甘酒の作り方』に基づき、3回造りました。
この乾燥自体の味は、香りは麹の香りがパッとします。噛むと強めの弾力と抵抗があり、口の中に栗の様な風味と甘味がパッと広がり美味しいです!
検証結果
3回の試験の平均値は、スタート時の温度が59.3℃、6時間後の終了時の温度が39.5℃(低下速度は3.3℃/時)、糖度は19.1%でした。この試験では、麹由来の固形物量と糖度から消化率を計算しており、消化率は88.5%と良い結果でした。本試験では、栄養成分表から麹の水分量を逆算し、約13.5%でした。
川添酢造の麹で造った甘酒の味と評価
香りは仄かな癖少ない麹の栗花香がし、風味も癖の少ない仄かな麹の香りがします。甘味は程よく強く、仄かなコクのある非常にストレートな甘さで、後味はすっきりです。旨味は程よく強く、雑味のない柔らかいコクと旨味を味わいに与えています。酸味はあまりなく、また、有機酸量も多くない感じで味わいのあっさり感に一役買っています。粒々はしっかりあり、所々に麹の硬さがありますが、概ね、全体的に口解けは良く、美味しく飲みやすいです。
こういう突出した甘さが出る麹は初めてかもしれません!今まで使った麹の中で一番甘さのストレートさが強いですが、この味わいも賛否別れる所かもしれません。それにしても、消化率の数値以上に、分解されて出来た糖の形態が味を左右しており、良く分解されているのが分かる味わいです。
この麹で甘酒を造ると、きっと非常に良く発酵された甘い甘酒が造れると思いますので、大変お勧めです!10段階評価で10です!
商品情報
麹メーカー
製造:川添酢造有限会社
長崎県西海市大瀬戸町雪浦下郷1308-2
URL:http://kawazoesuya-web.com/
量と価格
500g 税抜円(円/g)
原材料
米(九州産)、こうじ菌
栄養成分表示
100g当り 熱量 349kcal、たんぱく質 6.4g、脂質 0.6g、炭水化物 79.5g、ナトリウム 13mg、食塩相当量 0.03g
※サンプル分析による推定値