商品レビュー
関東屋商店の甘酒を飲んだ感想
1847年(弘化4年)創業の京都府にある味噌屋『関東屋商店』の紅麹を用いた固造り(濃縮タイプ)の米麹甘酒です。こちらの商品は当サイトでも初紹介の紅麹カビ(モナスカス属のカビ)を用いられて造られています!
紅麹カビは、古くから食品の色素や漢方薬として用いられており、一番馴染みのある食品は、沖縄県の赤い色の豆腐の発酵食品『豆腐蓉(とうふよう)』が挙げられます!
さぁ、その気になるお味は!?
香りはやや独特なざらつき感のある香り、なんと表現したらよいのだろうか…植物のツンとした香りに近いと表現すべきか…、そして風味も香りと近しいイメージです。甘味は非常に甘く、じんわりとしたコクのある強い甘さで、後味にじんわりとした余韻を与えますがさっぱりです。旨味は程よく強く、どっしりとしたじんわり感のある旨味を甘さに与えています。酸味はあまりありませんが、じんわりとした味わいと奥深さを与えています。粒々感はしっかりあり、液はややざらつきを感じるペースト状ですが、美味しく飲み易いです!
この甘酒は香りや風味の独特さが大きく味に影響しており、非常に特徴的な味わいですが、甘酒としては美味しく飲むことができる一品で、珍しいという意味でも一度飲んで頂きたいお勧めの一品です。
裏書には2.6倍希釈推奨で書かれていますが、やや薄めか程よい感じで、2倍希釈にすると甘さを強く感じます。塩を入れると味にコクが出る為、甘さが引き立ちます!
紅麹を用いた甘酒は最近、少しづつ世に見られるようになってきましたが、まだまだ少ないカテゴリーの商品で、この綺麗な赤い色がどのように活かされていくのか気になる所です♪
評価:10段階評価
総合評価 8 (紅麹特有の香りや味わいがある独特な一品ですが、味は美味しく飲み易いです。何より、珍しいので一度飲んでいただきたいです!)
香り 8 (香り、風味共に普通の麹甘酒では感じたことのない、ざらつきと独特な植物香を感じます)
甘味 10 (甘味は非常に強く、濃厚でじんわりとしたコクのある強い甘さで、後味にじんわりとした余韻を与えますが、さっぱりです)
旨味 8 (旨味は程よく強く、どっしりとした強い旨味を味わいに与えています)
酸味 2 (酸味はあまりありませんが、じんわりとした味わいと奥深さを与えています)
飲み易さ 8 (粒々感はしっかりあり、液はややざらつきを感じるペースト状ですが、美味しく飲み易い)
商品情報
甘酒メーカー
製造:合名会社関東屋商店
京都府京都市中京区御幸町通夷川上ル松本町582
量と価格
300g 税抜円(円/g)
原材料
米麹、米、紅麹(国内産米)
栄養成分表示
記載無し