世界の甘酒レビュー3:タイ王国のKhao Mak Khun Benの甘酒『カオマーク(khao mak)』

タイ王国の伝統的な甘酒『カオマーク(khao maak)』

商品レビュー

Khao Mak Khun Benの甘酒(カオマーク・khao mak)を飲んだ感想

タイ王国(バンコク)のマックスバリュで販売されていたKhao Mak Khun Ben(ベンさんのカオマークの意)の甘酒『カオマーク(khao mak)』です。※khaoは米、makが豊富という意味で、まさしくお米がゴロゴロ入っている食べ物であることを表しています。

糖度は41.5%あり、日本の濃縮タイプ(かた造り)の甘酒の様な見た目です。

タイ王国のカオマークのパッケージ写真を見ていただく通り、パッケージは全てタイ語で記載されている為、読解不能でした(笑)(´;ω;`)

 

先ずはカオマークの説明から入ります!タイの甘酒も日本の甘酒と同じく、米と麹から作ります。

米はもち米が用いられますが、麹が日本のバラ麹とは異なり、ルクパンという名前の餅麹を用います。

何が違うのかというと、日本のバラ麹はAspergillus属の麹カビを用いているのに対し、タイの餅麹はSaccharomycopsis属やSaccharomyces属の酵母とMucor属(ケカビ)やRhizopus属(クモノスカビ)などのカビを繁殖させた麹を用いています!菌が違うので味わいが全く違うのです!

 

地元の方曰く、『お年寄りだけしか食べないもの』なのだそうです…(´;ω;`)えぇ~日本よりひどい…

でもマックスバリュで販売されているという事は、この国を代表する食品であるという事ですし、地方の田舎でも普通に作られて飲まれています。

カオマークは2~3日で出来上がり飲めるそうなのですが、これをさらに発酵させるとサト(sato)という米酒になります。まさに日本における甘酒と清酒の様な物と言える飲み物なのです!

 

さて、そのお味は如何に!

 

一言で言うならば、旬の非常に美味しいリンゴを少しアルコール発酵させたようなフルーティな酸味と甘味が利いた至高の飲み物です!または甘酒に梅酒を掛けたような味わい…
なにこれ!?旨い…美味過ぎるwww

アルコール度数も2~3%くらいありそうな気がします…これ普通に美味い…

 

香りはふんわりとした果実香に仄かなアルコールの香りがし、風味は旬の林檎またはリンゴジャムの様な香り高さがあります。甘味は非常に強く、仄かな酸味と果実味が利いたあっさりとした甘味で、後味は非常にさっぱりです。旨味は程よく強く、コクはそんなに強くなく、雑味のない綺麗な旨味を味わいに与えています。酸味は仄かにあり、有機酸量も多く、味わいに多彩な果実感とじんわりとした奥深さを与えています。粒々感はしっかりあり、ホロホロと溶け崩れる食感、少し炭酸がある様で舌にプツプツとした発泡感を感じ、にじみ出る香りと味わいが非常に美味しく飲みやすいです。

 

アルコールの強さはきっと企業差や地域差があるのでしょうが、台湾のチューニャンに比べて弱く、食べやすいです。

 

あぁ~カオマーク美味し♪

 

※以下、足りない情報が多いですが解読が進み次第更新します!

 

評価:10段階評価

総合評価 10 (旬の林檎やリンゴジャムの様な驚きの香り高さ、仄かにアルコール発酵が進んだような果実香や果実味と強い甘味と程よい酸味が非常に美味い驚きの一品です!)

 

香り 10 (旬の林檎やリンゴジャムを仄かにアルコール発酵させたような香り高さがあります)

甘味 9 (甘味は非常に強く、仄かな酸味と果実味が利いたじんわりとした甘味で、後味は非常にすっきりです)

旨味 8 (旨味は程よく強く、コクは強くなく、雑味の少ない綺麗な旨味を味わいに与えています)

酸味 4 (酸味は仄かにあり、有機酸量も多く、味わいに多彩な果実味とじんわりとした旨味を味わいに与えています)

飲み易さ 10 (粒々感はしっかりあり、液は少なめでホロホロと崩れる食感、炭酸が少しあり下にプクプクとした発泡感があり、じんわりとにじみ出る香りと味わいが非常に美味く飲みやすい一品です)

 

商品情報

甘酒メーカー

製造:Khao Mak Khun Ben

86-88 Charan Sanitwong Rd 86/2

URL:不明

※入手はタイ王国の首都バンコクのマックスバリュ

 

量と価格

270g 税抜円(円/g)

 

原材料

糯米99.8%、餅麹(ルクパン・yeast/koji)0.2%

 

栄養成分表示

記載無し