商品レビュー
paldoの甘酒を飲んだ感想
韓国ヤクルトからラーメン事業部を分社化して、2012年(平成24年)に設立した韓国にある食品メーカー『paldo』の麦芽で糖化した飲料です。韓国の甘酒は『식혜及び食醯』と書いて『シッケ』と言う伝統的な飲み物です。
このシッケは厳密に言うと、日本の甘酒とは全く異なる系統の飲み物ですが、韓国の甘酒として調べると真っ先に挙がってくる飲み物です。
根本的に違う点は、日本の甘酒は麹カビの酵素によって糖化を行いますが、韓国のシッケは麦芽の酵素によって糖化を行います。
しかし、この麦芽による糖化を利用する飲み物は私たちの身近に存在します!
それは『ビール』や『ウィスキー』です!
『モルト』と言われているものが『麦芽』で、これが植物の澱粉を糖化することで、酵母の餌になる糖を得ることができます!
韓国では麹カビによる糖化によって甘酒を造るのではなく、植物である麦芽の酵素を利用した甘酒を飲んでいるのです。
では!そのお味は如何に!?
香りは独特な生姜の香り、風味は甘い生姜の香りがします。甘味は程よく、まったりと口の中に広がる甘さで、後味に甘さの余韻が強めに残ります。旨味は程よく、さっぱりとしながらも甘味に仄かなコクを与えています。酸味はほぼ感じません。粒々感はほぼなく、澄んだ液の中に、やや弾力のある米粒を感じますが、さっぱりと飲み易いです。
飲んでみた第一印象ですが、日本の生姜湯に近い味わいの飲み物です。
本来、シッケという飲み物は麦芽の糖化酵素によって甘味を得るのですが、裏書の原材料を見ると麦芽の記載はなく酵素剤によって糖化を行っている様です。砂糖による甘味付けと、生姜による風味付けは基本同じな様ですが、本場の本当の味はどの様なものなのだろうかと気になりました…
『それならば…』
『よし!作ろう…♪』
実は、シッケを造る為の麦芽を購入済み!砂糖を加えずに美味しく飲み易いシッケを造ってみようと思います♪
※後日、実施して報告致します(笑)
評価:10段階評価
総合評価 6 (味香り共に悪い訳ではないが、あまり発酵及び甘酒感はない一品です!ただ、本場のものと造り方が違うようなので、次回は本場の味を味わってみたいです)
香り 7 (香り、風味共に甘い生姜の香りを感じ、それ以外は特に癖はありません)
甘味 7 (甘味は程よく、しかし、まったりと口に広がる甘さで、後味に甘い余韻を強めに残します)
旨味 7 (旨味は程よく、さっぱりとしながらも甘味に仄かなコクを与えています)
酸味 1 (酸味はほぼ感じません)
飲み易さ 7 (粒々感はほぼなく、澄んだ液質で、所々に弾力のある粒を感じますが、あっさりとしており飲み易いです)
商品情報
甘酒メーカー
製造:paldo
量と価格
238g 税抜90円(0.38円/g)
※ml表記をgに変えています。
原材料
砂糖、お米、麦芽糖、生姜、その他酵素類
栄養成分表示
100g当り エネルギー 35.7kcal、以下の成分記載無し