甘酒との由来
加太淡嶋神社は全国の淡嶋神社・粟嶋神社・淡島神社の総本社で、主祭神は少彦名神、大国主、神功皇后です。人形供養の神社として有名で、日本人形を始め、十二支の置物やその他もろもろの人形たちが集う驚きの景観です!
この神社の始まりは神功皇后の時代、200年代(3世紀)頃の話になります。神功皇后が朝鮮出兵の岐路に、瀬戸内海で嵐に合われた際に、神に祈りを捧げると、『船を海流に任せて進めなさい』とお告げを頂いたそうです。そしてたどり着いた島が、神島(友ヶ島:淡路島と和歌山県(加太)の間の海にある沖ノ島の上に位置する小さな島)にたどり着き、ここに祀られていた少彦名神と大国主に御礼の品を献上したそうです。その後神功皇后の孫である仁徳天皇(16代)が、加太に移されたのが、現在の淡路島神社の沿革です。
※仁徳天皇の皇后に万葉集の最古の和歌の作者である磐姫皇后がいます。
※少彦名神(スクナヒコナ)と大国主は共に『国造り』の神として、活躍しました。
※写真の島が沖ノ島でこの島の裏に神島(友ヶ島)があります。奥に薄っすらと写っている島は淡路島です。
※淡路島は国生みの神である伊邪那岐の終の棲家である伊邪那岐神社があります。
祀られている少彦名神(古事記より)と大国主(延喜式より)は共に酒造の神と言われています。
この秋の大祭(甘酒祭)では、少彦名神を酒造の神とし、新米で造った甘酒を神殿に備え、参拝者の無病息災を願い、授与するとあります。
加太淡嶋神社の甘酒祭りの感想
祭りは11時からなのですが、平日の為か、人はそこまで多くありませんでした。祭りの始まりも宮司さんが本殿に入殿し、太鼓を叩き、柏手をうち、神言葉を唱え始めます。そんな、静かな始まりから、神事を進行していき、最後に壺に入った神に供えた甘酒が退殿し、神事は終了しました。
神に備えた甘酒は、参拝者に配られる甘酒に加えられて、それから配布されました。
甘酒は米麹甘酒で、巫女さんから話を伺った感じ、もしかしたら全麹仕込みの甘酒のようです。また少々お砂糖は加えられているそうです。
その甘酒のお味は…
生姜の香りと酸臭が立ち、風味も生姜の香りと酸臭がするが、好ましい。甘味は強すぎず弱すぎず、程よい感じですが、口の中にはあっさりと広がり、後味もさっぱりです。旨味は強くなく、さっぱりした飲み心地です。酸味はややある感じですが、酸っぱいという感じはなく、甘味にじんわり感を与えている程よい酸味です。粒々はしっかりあり、口の中ですり潰すと酸味と麹の香りがして美味しいです。
水筒やペットボトルを持ってきていると注いでもらえて持って帰れれるみたいです!500gのペットボトルに頂いて帰りました(笑)
甘酒祭りの情報
開催日:10月3日11時に開催
※神事の後に、甘酒の配布があり、水筒などの容器に入れて持ち帰る事が出来ます。
最寄り駅:加太線加太駅徒歩20分
住所:和歌山県和歌山市加太118
和歌山市HPのURL:http://www.city.wakayama.wakayama.jp/kankou/nenkangyoji/1006637.html
淡嶋神社HPのURL:http://www.kada.jp/awashima/
参考HP(神社人)のURL:http://jinjajin.jp/modules/newdb/detail.php?id=8160
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