甘酒祭10:愛知県西尾市室町の室神明社の御櫃割(おひつわり)

愛知県西尾市室町の室神明社

甘酒との所縁

室神明社について

室神明社は、伊勢神宮の外宮に祀られている豊宇気毘売神(豊受毘賣命)を御祭神としています。

愛知県西尾市室町の室神明社の御櫃割その歴史は、1536年(天文5年)に牟呂(室)城に居を構えていた徳川家康の父に当たる松平広忠が崇敬しており、三つ葉葵の紋を奉納したという逸話があります。

室神明社は丘の上に社殿があるのですが、調べてみるとここ一帯は牟呂城跡で、城の敷地の東端に位置するようです!

 

室神明社の社殿の屋根

 

祭事に社殿に掛けられる暖簾には三つ葉葵の紋が施されているのは勿論の事、よくよく見ると屋根の瓦も至る所に細かく三つ葉葵の紋があしらわれており、その所縁を垣間見ることができます。

 

御櫃割の起源

この祭りの起源は、江戸時代後期と考えられており、その歴史は200年以上です。

五穀豊穣と家内安全を祈願する農業祭とありますが、所謂、収穫感謝祭です。また、神事の参加者が厄年の男性で、御櫃に入った赤飯を食べると大病をしないと伝えられていることから、厄払いや疫病払いの意味合いも兼ねているように思えます。

拝殿から甘酒を振りかけられそうになりながら御櫃を奪い、厄男の方が一丸となって御櫃の蓋を叩き割ります。叩き割り、蓋を外すと観客も含めて皆で中の赤飯を手掴みで食べ合うという不思議な祭りで、奇祭と言われています。

一体、なぜ甘酒を掛け、御櫃の蓋を叩き割り詰められた赤飯を食べる祭になったのか、その起源まではよくわかりませんでしたが、非常に興味深い…

 

室神明社の御櫃割の感想

室神明社近くの空

本日は2018年10月21日(日)で、雲一つない気持ちの良い秋晴れですが、上着を羽織った方が過ごしやすい陽気…木々も紅葉が進み、着々と冬支度が進んでいます。

 

神明社の例祭の式典は14:00から始まったそうですが、事前の調査ではここまでは分からず…その後、15;00から始まる御櫃割に参加してきました!

室神明社の御櫃割開始直前

14:30ごろに会場に着いた時には、人もまばらで境内も空いていましたが、15:00までには地域の老人、子供、赤ちゃんを連れたお母さんたちなどありとあらゆる年代の方が続々と集まり、境内は満員御礼状態です。

 

これ、かなり凄く珍しい光景なのではないでしょうか?この規模の神事に地域の方がこんなに続々と集まる光景はあまり見たことがありません。まさしく村の祭りとして定着し、愛され、息づいていることが良く分かります。

室神明社の神前に供えられた御櫃と甘酒

15:00から厄男の方々の紹介や挨拶が始まり、15:05には桶に入った甘酒と御櫃が神職の方によって拝殿の階段付近まで運ばれてきました。神職の方の顔が凄く楽しそう…終始ニコニコです(笑)

室神明社の御櫃割の甘酒掛けそして、『ヨイショ!!』の掛け声と共に厄男の方に甘酒がぶっ掛けられ、そして御櫃は拝殿から奪われ、『わっしょいわっしょい』の掛け声と共に境内の広場に移動。ここからが本当の闘いで、『ヨイショ!ヨイショ!』の掛け声と共に厄男の方々が息を合わせて、御櫃の蓋めがけて拳を振り下ろす。

 

室神明社の御櫃割の最中

 

正直、すぐに割れるものだと思っていましたが、全然割れる気配がありません…叩き割ろうとしている人たちも最初の勢いは無く、息絶え絶えで、疲労感がにじみ出てくるほどの時間が過ぎ…

 

室神明社の御櫃割の開封時

 

そして、やっと割れた!!となった瞬間に観客が御櫃の中の赤飯目掛けて殺到…自分は一人、下に投げ捨てられた御櫃の蓋に殺到(笑)

 

 

 

室神明社の御櫃割の赤飯ぼっこりと大きな赤飯の塊を厄男の方から頂き、食べると…普通に凄く美味い!もち米の風味、小豆の香り共に良く、口の中に入れると程よい塩加減ともち米の仄かな甘さが美味しい。甘酒の方は頂くことができませんでしたが、撒かれたものの香りを嗅いでみると、癖の無い甘い米麹甘酒のようでした。

 

御櫃に入った赤飯もあらかた配り終え、ドラえもんの手の様な形になってしまった赤飯まみれの手(もち米だから接着力が強い!)…それを食べながら時間を見ると…なんと!まだ15:15!?

 

もう祭りも熱気を残しつつ、終わりムードが漂う中…見た時計の時間…御櫃割は始まりから終わりまで、なんと10分!苛烈な印象を植え付ける反面、その長さは一瞬であるこの祭りは、まるで爆竹か大輪の打ち上げ花火を連想させるものがありました。
※今回は御櫃割の甘酒を撒く所から蓋が割れる瞬間までを動画に納めました!臨場感を楽しんでください♪

丁度、今回は中京テレビの撮影も入っており、やはり西尾市に在住の方でも知らないという人が多いようでした。

今回、この御神事の為だけに愛知にまでやってきましたが、ほんの10分と短いものの、最初のインパクトが大きくさらに終わりも簡潔で満足感は半端なく高い祭りです!これは愛知県内の名物祭りとしてもっと知られてもいいのではないでしょうか?

 

御櫃割の情報

開催日:10月第三日曜に開催(例祭式が14:00~、御櫃割は15:00~

最寄り駅:名鉄西尾線の西尾駅からバスで30分のバス停:家則(えたけ)下車、そこから徒歩5分

住所:愛知県西尾市室町上屋敷97

西尾市役所:https://www.city.nishio.aichi.jp/index.cfm/8,2105,91,408,html

愛知県県庁:https://www.pref.aichi.jp/koen/keikanshigen/nishio/004.html



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