世界の甘酒レビュー1:台湾の金蘭食品の甘酒『金蘭雪花醸(酒醸・チューニャン)』

商品レビュー

金蘭食品の甘酒を飲んだ感想

1936年(昭和11年)創業の台湾にある醤油屋『金蘭食品』の麹の甘酒です。台湾や中国の甘酒は『酒醸(juniang)』と書いて『チューニャン』と読みます。初海外の甘酒!さぁ、そのお味は如何に!?

おぉ!これは…!パン酵母の様な香りと仄かなアルコール臭、そして酸の香りを感じます。風味も仄かに…というか、仄かにどころじゃなくアルコールの香気を感じます!これって、多分、缶チューハイ位…アルコール度数4~5%ほどはあるんじゃなかろうか…咀嚼するたびに鼻からアルコールの温かさを感じます(笑)それでも香りや風味に嫌な癖はなく、発酵させた飲料としては寧ろ美味しいです。

 

甘味は程よく、仄かに酸味の利いたじんわりとした甘味で、後味はさっぱりです。旨味は程よく強く、濃厚ではありませんが、じんわりとしたコクのある旨味を味わいに与えています。酸味はややある感じで、アルコール感も強くある為、合わせて味わいをさっぱりとしたものにしていますが、じんわりとした奥深さもあります。

粒々感はしっかりあり、液分は少なめで米粒がゴロゴロと沢山あるが、粥の様にドロッとした食感ではなくさらりとしており飲み易いです。

 

原材料は日本の甘酒と遜色なく、もち米、水、米麹と書いてあります!

中国の方では小曲(酒葯)という鏡餅の様なイメージの餅麹を用いて造るが、台湾も同じなのだろうか…

餅麹にはアルコール発酵能や有機酸生成能のあるケカビやクモノスカビが用いられ、さらに乳酸菌や酵母もそこに多量に繁殖させることから、この様な味わいになるのだろうか…

さらにその造り方は日本の甘酒と異なり、30℃前後で数日間発酵させる為、アルコール発酵も経て、アルコール入りの状態になるそうです。

甘酒に類するほど甘く、それでいてアルコールがしっかりあるこの台湾の酒醸はもしかしたら日本の古代の文献にある醴酒(れいしゅ)に近い味わいなのかもしれない…

と様々な考えがよぎりながら美味しく頂きました(笑)

※この辺りの詳しい話は今度書こうと思います!

 

ちなみに、本場では調味料として用いたり、これに白玉を浮かべて食べたりするそうです!⇒レシピその9:酒醸団子~中国や台湾のポピュラーなデザート~

 

今回頂いた酒醸は創業80年以上の老舗の醤油屋さんが造った商品である為、非常に美味しく、私たちの口にもきっと合う一品だと思いますので、興味のある方は是非食べてみてください♪

 

台湾の甘酒(酒醸・チューニャン)…美味し…

 

評価:10段階評価

総合評価 9 (独特な酵母の発酵香、そして甘さと酸味のあるアルコール飲料と言ったイメージの本品ですが、発酵食品としては美味しく、調味料や飲料として様々な使い方ができそうです!)

 

香り 9 (香りは酵母の発酵香にアルコールの香り、風味はアルコールと酸の香りに、咀嚼するたびに仄かにツンとしたエステル香とアルコールの香りが鼻を突き抜けます)

甘味 7 (甘味は程よく、酸味とじんわりとした旨味のある甘味で、後味はさっぱりです)

旨味 7 (旨味は程よく、さっぱりとした軽いコクのある旨味です)

酸味 4 (酸味はややある感じで、アルコールの辛さも相まって、じんわりとした独特な味わいを与えています)

飲み易さ 9 (粒々感はしっかりあり、固形分がかなり多く、硬造りの甘酒の様ですが、あっさりと美味しく飲み易いです)

 

商品情報

甘酒メーカー

製造:金蘭食品股份有限公司

URL:http://www..com/en/e_about04.html

 

量と価格

500g 税抜926円(1.85円/g)

 

原材料

糯米、水、米麹

 

栄養成分表示

100g当り エネルギー 159kcal、たんぱく質 3.7g、脂質 0g、飽和脂肪 0g、トランス脂肪酸 0g、炭水化物 35.6g、ナトリウム 0mg