甘酒の栄養と成分

甘酒は飲む点滴と言われるほど栄養素が豊富であるという事から昨今では非常に甘酒が流行りつつあります。今回は簡単に甘酒の栄養と成分という話をしようと思います。

 

甘酒には麹菌由来の酵素群(消化酵素)を始め、お米の分解産物であるブドウ糖などの糖類、アミノ酸、各種ビタミン類が多く含まれています。

ブドウ糖は酸素と並び脳関門を通過できる唯一の物質で脳への栄養源として適切です。また、アミノ酸は米のタンパク質由来で旨味に寄与する他、体内へスムーズに吸収され、私たちの体の材料になります。

 

さらに酵素類は主に

・デンプン分解酵素(アミラーゼ)

・タンパク質分解酵素(プロテアーゼ)

・脂質分解酵素(リパーゼ)

を始め各種消化酵素が内在しており、人が持っていない物も多くあります。

そして、この酵素類から生産された物質がブドウ糖、アミノ酸、各種ビタミン類、香気であり、甘酒に豊かな芳香と味わいをもたらしてくれます。

 

甘酒と言えば、実は米麹を用いた甘酒と、日本酒を造った後の残り粕(酒粕)で造られたものに分けることができます。

米麹で造られた甘酒は、お米から得られる天然の甘み、旨味、香りが非常に良いです。また発酵に関わっている微生物は麹カビのみで、酵母によるアルコール発酵が関与していないため、アルコールを含みません。

酒粕で造られた甘酒は、多少のアルコールが含んでいますし、甘味を得るには加糖しなければなりません。しかし、酒粕特有の芳醇な香りが楽しめますし、米麹由来の麹カビ以外にも乳酸菌や酵母などの微生物が製造に関与している為、多様な物質を含んでいます。

つまりどちらにも優位な点があると考えることができます。

人それぞれ好みは異なりますが、朝飲むのであれば自然のブドウ糖が多くて脳への栄養になる米麹甘酒、夜飲むなら体の構成成分であるアミノ酸と補助の役割をするビタミンB群が入っている酒粕甘酒がお勧めかと思います。アルコールが入っているといっても、アルコール度数0.1%程度(酒粕の量や作り方によっても結構変わります。)なのでそれ程心配する必要もありません。また麹甘酒に酒粕を混ぜて楽しまれている方もいるので、独自の飲み方を見つけてみてはいかがでしょうか。


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